音楽と物理、これは面白い。
どんなに追及しても、
果てがないところが
ほんとに面白い。
神門 耕 かんど こう
一般社団法人 日本音楽著作権協会会員
公益社団法人 日本作曲家協会会員
1947年、愛媛県東温市生まれ、名古屋市在住。
幼い頃より、メロディを創り出すのが好きでした。
テレビ等で覚えた曲ではなく、自分で作ったメロディを鼻歌で奏でる、そんな子どもでした。
且つ、創造することが好きで、中学ではトランペットを吹き、高校時代にはジャンルを問わず、メロディを五線譜に書き留めるのに夢中な毎日。
音楽は楽しい!
伊東ゆかりの「小指の思い出」が大ヒット。
この曲、大好きでした。
でも、この頃からもう一つ、興味を惹かれて夢中になったものがあります。
それは、物理。宇宙への関心です。
宇宙って、どうなってるんだろう。
夢中でアインシュタインの書物を読みました。
空間は曲がっているらしい。
ブラックホールは物質と言わずすべてを飲み込んでしまう。
そして、反対側のホワイトホールから吐き出しているらしい。
なんて壮大で、なんて未知の世界。
この分野を追及したくて、東京理科大学理学部物理学科に入学、
さらに岡山大学大学院理学部物理学科に進学し、修士号を取得。
研究とは、諦めないこと。
繰り返し、繰り返し・・・。
そして壁にぶつかった時こそチャンス!ひらめくのです!
ああ、こうだったのか。
音楽も同じです。音楽にもひらめきがあります。
株式会社デンソーに就職し勤務している間も、作曲と物理への興味は尽きることがありませんでした。
趣味として楽しんでいた作曲活動に転機が訪れたのは、30代初め、結婚前後のことでした。
そして、一生懸命に探しました。
やっとの思いで見つかった先生に何度も電話して、やっと弟子入りする事ができました。
作曲家を目指す卵たちがしのぎを削る中、次第に自信が湧いてきました。
首席!
「俺は作曲家になってやる!」その思いを強くした瞬間です。
そして、サラリーマンと作曲家の二刀流で始動。
退職後も物理への関心を高めながら、作曲活動に尽力しています。
自分が見出した歌手志望の人に楽曲を提供したり、
自分のCDを出したい人、オリジナルの曲がほしい人、
歌がうまくなりたい人たちの音楽への情熱をバックアップできるような創作活動を続けています。
楽譜のない伝承音楽を未来へつなぐ!
古来からの唄い方「桑名の殿さん」をCD化しました
桑名市には「桑名の殿さん」という唄があり、古来伝統的な本格的唄い方のできる「とし丸」さんが「てる子」さんの三味線にのせて唄っています。
「桑名の殿さん」は、日本一やかましい祭りである石取り祭で有名な三重県桑名市のお話です。
「殿さん」とは、明治・大正時代に米相場で大儲けした成金商人を指すのが通説ですが、江戸時代には松平公十一万石として栄えた桑名で、旅人たちを相手に女たちが酒席の場で唄い出したのが「桑名の殿さん」です。ですから、「殿さん」は藩主のことではなく、女たちの座敷客を指します。
名城大学の石原壮一教授のご推奨の言葉には、「文字の唄は残るが、声の唄は残らない」とあり、正に然りです。
従って、このCDを作り、貴重な唄を皆様に聞いていただきたく思います。
神門 耕をいつまでも、よろしくお願いいたします。